小学校教師をしています。大学では民俗学を専攻しており、日本各地に伝わる信仰や霊的な文化に関心を持ってきました。 その経験から、現代の霊能力者の在り方や、占い・祈祷といった行為が人の心にどのように影響を与えるのかに興味を持ち、このサイトを通して情報発信をしています。
小学校教師として日々子どもたちと向き合いながら、大学では民俗学を専攻してきた私は、古代の修行法や現代のスピリチュアルな実践がどのように受け継がれ、また変容しているのかに強い関心を持っています。特に「空」という概念は、宗教的伝統と現代的な霊的修行をつなぐ架け橋のような存在だと感じます。
パーリ仏教における「虚空遍(こくうへん)」は、瞑想者が空そのものを広大に意識する修行法として知られています。これは単なる哲学的な空想ではなく、心の働きを拡張し、世界の成り立ちをより大きな視野で感じ取る方法でもありました。
虚空遍は地・水・火・風・青・黄.赤.白・空・識の十遍として見出される.修行法は「ある人が,空の遍を上に,下に,横に,全体に,無量に想念する.」と説かれる
ARAMRATTANA, Sutus. パーリ仏教における空の修行法-空遍と空無辺処について. 印度學佛教學研究, 2006, 55.1: 362-359, 1218.
この記述からもわかるように、虚空遍は単なる「無」を見つめるのではなく、空間をあらゆる方向に、限りなく広がるものとして想念する修行法です。教育現場で子どもたちに接する中で、彼らの想像力がいかに世界を拡げていくかを感じることがありますが、虚空遍の実践はまさにその拡大された感覚を大人が取り戻す行為でもあるのです。
一方で、現代において「空を広げる」という修行は、霊的能力の開花とも結びつけられることが多いです。ただし、そこには幻想や危険も潜んでいます。霊的な力を得たいと願う人々が増える一方で、誤った方法や偏った理解が事故や心身の不調を招くこともあるのです。
霊能力の習得は、正しい理解と着実な訓練によって初めて安全かつ効果的に進みます。このハブでは、現場の声と専門的な視点を交えながら、修行や実体験、注意点をまとめました。スピリチュアルな力を真剣に磨きたい方は、ぜひこのガイドを参考にしてください。
霊的修行・訓練・実話とそのリスク|能力開花の現実を知る
この現代的な視点は、古代の虚空遍と響き合っています。仏教においても修行は段階的であり、基礎的な心の安定や集中があって初めて「空」という境地に至れるとされています。同じように、現代の霊的修行でも土台となる理解や心身のバランスが不可欠です。
結局のところ、「虚空を広げる瞑想」と「霊的能力の開花」は、どちらも人間が持つ潜在的な感覚を拡張する道です。しかし、そこには必ず「準備」と「段階」が必要であり、それを無視した近道はむしろ危うさを増します。教育者として、また民俗学を学んだ者として言えるのは──伝統的な知恵と現代的な注意喚起、その両方をバランスよく取り入れることこそが、霊的修行を「リアル」にする道だということです。
小学校教師として子どもたちと向き合う一方で、大学では民俗学を専攻していました。
日本各地の信仰・霊的文化・祈りの風習に長く関心を持ち、現代における霊能者や占いの役割についても学術的な視点と生活者としての目線で探究しています。
このブログでは、伝統文化とスピリチュアルの接点をやさしく解きほぐし、実生活の中で“なにかを信じること”の意味を考えていきます。
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